「1回しかない人生、どうせ生きるなら面白く生きた方がイイ」
多くの人がそう思っているのでしょうが、そうは言ってもなかなか実践できるものではありません。
生活するためにはお金が必要ですし、お金を稼ぐためには働かなければなりません。
お金を稼げば税金も払わなければなりませんし、妻や子供、親や兄弟などの家族のこともあります。
社会の一員として生きていくためには、自分の思い通りにいかないことも多いものです。
その全てが「やらなければならないコト」と思ってしまうと、どうしても息苦しくなってしまいますよね。
ただ、考え方のポイントを少しだけ変えてみると、世の中の見え方が少し変わってきます。
仕事や勉強などもゲームと同じ感覚で楽しんでみるというのはどうでしょうか。
まさに私はドラゴンクエスト世代!
「人生をドラゴンクエストのような冒険の世界に変えて楽しんでしまおう!」
JUNZOさんが書かれた「人生ドラクエ化マニュアル」という書籍です。
大学4年時、ゲームメーカー4社の面接試験を受け、エニックスに就職。
著者紹介ページより
エニックスで仕事をしている最中に、人生ゲーム化理論を発見。
「人様のテレビゲームを作ってる場合じゃない! 自分の人生をゲーム化するほうが先決だ!」
と気づき、エニックスに辞表を提出し独立。
自ら編み出した「人生ゲーム化理論」を自分だけのものにするのは、もったいないと気づき、新たに「本として出版する!」というゲーム目的を設定し、実際に出版に至る。
つまり、「人生ゲーム化理論」は単なる空論ではなく、著書の体験に裏打ちされた実論なのだ。
初代ドラゴンクエストが発売されたのは1986年。ワタシが小学校5年生の時。
マリオブラザーズのような飛んで跳ねてのゲームが主流だったなか、良く分からずに買ってしまった「ドラクエ」に凄いインパクトを受けたのを覚えています。
まずスタートして最初に思ったのが地味という印象。
「あー、変なゲーム買っちゃったかな」と最初は思ったのですが、次第にその世界にドンドン惹きこまれてていきました。
敵を倒して経験値を稼いで、お金を集めて強い武器を買って、新しい街に行って謎を解いて、レベルを上げてボスを倒す。
今では当たり前のようなゲーム感ですが、当時のゲームには「少しづつ育てて強くする」という概念が無かったんですよね。
その世界観にどっぷりはまってしまっていたのを今でも覚えています。
ふっかつのじゅもんを書き間違えて泣いていたなー。。。(-_-;)エーン
そのあともドラゴンクエストはシリーズ化していき、Ⅱ、Ⅲ・・・と発売されていきますが、その全てをゲットしてクリアしている私はまさにドラクエ世代。
いまでは子供と一緒にドラクエを楽しんでいます♪
ドラクエのように人生を楽しもう!
この本では、仕事や勉強をしていて起こるトラブルやハプニングについて「ゲームのクエスト(謎)をクリアする」ように考えていこうと書いています。
【人生ゲーム化理論】
人生に、ゲームの3大要素(目的、敵、ルール)を投入すれば、人生はゲーム化する。
つまり、日々生活をしていく中で起きる事柄すべてについてゲームの3大要素を投入すれば、ゲームを楽しむようにトラブルにも対処できるということですね。
ゲームのドラゴンクエストでは、訪れた街で色々なハプニングに巻き込まれます。
例えば、お城で王様に「りゅうおう(敵)をたおしてくれ」というお願い(目的)をされます。
そして、そのりゅうおうを倒すためには武器や道具、魔法などを駆使してレベルを上げていかなければなりません(ルール)。
実際の現実社会においても、このようなゲームの3大要素を取り入れていけば、ゲームと同じように人生を楽しむことが出来るだろうということです。
例えば、現実の社会で税理士試験にチャレンジする!と思ったとしましょう。
この場合、税理士試験に合格する(目的)ためには難しい試験問題(敵)に勝たなければなりません。
そのためには短い試験時間やボリュームたっぷりの問題に対応していかなければなりません(ルール)。
ゲームの世界では、新しい魔法を覚えたり、強い武器を手に入れたときにはスゴイ達成感がありますよね。
強いモンスターや難しいパズルに遭遇しても、「どうやってコイツらを倒そうかな・・・(; ・`д・´)」とワクワクします。
いやだなぁと思う試験についても、新しい知識を得たり、高得点をとったりすればスゴイ達成感があります。
同じように難しい問題が出てきても、「どうやってコイツらをかたずけてやるか・・・(; ・`д・´)」とワクワクしてみればいいのです。
そして少しづつレベルアップしていって、最後のボスである国家試験を倒せるようになればいいのです。
果てしなく続くドラゴンクエストの旅
毎日をゲームだと思って過ごしていけば、どんなトラブルが起きてもワクワクしながら待ち構えることができます。
また、自分から新しい世界にチャレンジしていくことについても「向こうの世界はどんなモノが待っているんだろう」とドキドキしてきます。
サラリーマンだった時は仕事上の制約が多くて、なかなか自分から思い切って新しいことにチャレンジすることが出来ませんでした。
ただ、独立開業して自分で色々なことを決められるようになってからは、毎日が冒険の連続のようです。
「これをやったら面白いんじゃないかな~♪」
「あ、あの人がやっているアレ、面白そう~♪」
そんな感じで次から次へと新しいことにチャレンジしています。
ゲームを楽しんでいるように仕事をしているので、気が付くと時間を忘れていることも良くあります。
休みなく働いているような時もありますが、本人はあまり働いているという感覚ではないので全然平気なんですよね~。
たぶん、社長さんたちの中には毎日ずっと飛び回っているような人もいますが、きっと仕事をゲームのように楽しんでいるから平気なんだと思います。
ゲームの世界ではりゅうおうを倒せばエンディングを迎えますが、現実の世界では次から次へと新しい冒険が続いていきます。
どうせなら毎日がゲームを楽しむように過ごせたらサイコーですよね。
まとめ
この「人生ドラクエ化マニュアル」は、まさしく自分の生き方にマッチしているなと思いました。
何事もゲームをクリアするように取り組んでいけば、深く考えすぎることもありませんし、何より人生を楽しんで生きることができます。
私自身も自分の生き方をドラクエ化して、レベルアップを楽しみながら楽しく人生を過ごしていきたいですね。