会計ソフトを入れたから自分で決算書も作れるようになったぞ！
手書きで書類を作るのはムリだけど、会計ソフトを入れればそんな悩みを解決できると思っていられる方って結構多いんです。
確かに最近の会計ソフトは非常に便利になってきたので、うまく活用すれば簿記の知識が少ない人でも書類を作れるようになりました。
マネーフォワードなどを利用すれば経理事務も効率化できます。
ただ、そうは言っても決して「マネーフォワードが全部やってくれる」ワケではありません。
ソフトの機能を最大限に生かすためには、やはりそれなりのノウハウが必要なのです。
- マネーフォワードをこれから使ってみようと思う方
- マネーフォワードを導入したけどうまくいかない方
会計ソフトは本当に全自動で処理できる？
最近の会計ソフトは非常に性能が上がってきているので、そんなに簿記などの知識が無い方でも処理が出来るようになってきています。
特にクラウド型のマネーフォワードを活用すれば、ある程度の取引はソフトが自動で取り込んでくれます。
自分で入力する手間を減らすことができるので非常に便利になってきました。
その他のクラウド会計ソフトfreeeサイトなどでは全自動会計ソフトと堂々と書いてあります。
弥生会計などのホームページを見ても「初心者でもあんしん！」のように表現されていますね。
ただ、本当に全自動で書類が出来るのでしょうか？
初心者でも安心して使うことが出来るのでしょうか？
全自動洗濯機と比べてみよう！
「全自動」といって思い浮かぶものは色々ありますよね。
最近は家電を中心に便利グッズが増えてきましたが、何となくイメージがわきそうなものとしては「全自動の洗濯機」ではないでしょうか？
全自動洗濯機が誕生する前は、洗濯槽と脱水槽が分かれた二層式洗濯機や乾燥機、さらに昔は洗濯板を使っていたような時代までさかのぼるコトも出来ます。
全自動洗濯機が誕生したことで、
「洗濯」→（取り出す）→「脱水」→（取り出す）→「乾燥」
というのが一般的な洗濯の流れでしたが、全自動洗濯機の登場で（取り出す）という作業を省略することが可能となりました。
この間に入る作業が無くなったことで、いちいちそのたびに洗濯機まで移動しなければならなかった手間が省略できたわけです。
最初にボタンをピッと押すだけで、洗濯・脱水・乾燥まで終わってしまうなんて、ひと昔前から考えれば相当画期的な発明だったのです。
ただ、全自動洗濯機を買ったからと言って、全てのモノが同じように処理できるかと言えばそんなこともありません。
- 色落ちしてしまうようなモノは区別して洗わなければなりません。
- 型崩れしてしまうようなモノは洗濯ネットに入れる必要があります。
- 脱水まではしていいけど乾燥機に入れてはいけないモノもあります。
また全自動だからと言っても、洗濯機に入れる洗剤は用意しなければなりません。
洗濯が終わったあとは取り出して畳んだりハンガーにかける必要もあります。
アイロンが必要なものであればシワクチャになってしまって使い物にならなくなってしまいます。
このように「全自動」とは言うモノの､最初から最後まで全部自動化されているわけでは無いのですよ。
これは全自動会計ソフトと言われているモノも同じコト｡
最終的にはどこかで人の手や判断が必要になってくるので、ある程度は自分で処理しないといけない部分が残ります！
全自動で処理できる部分とそうでない部分を見極めることが大事！
そうは言っても二層式の洗濯機よりも乾燥機能のついたドラム式全自動洗濯機の方が便利ですよね。
同じように、ある程度自動で処理してくれる機能が付いたマネーフォワードの方が便利なんです。
このような全自動機能のシステムをうまく活用するには「どの部分が全自動になるのか」ということを見極めることがポイントです。
例えば､全自動洗濯機を使う場合には
▼ 一緒に洗っていいものはどういうものか？
▼ 乾燥機に入れても良いものはどういうものか？
▼ 洗剤や柔軟剤などはどのようなモノを使うべきか？
ということを見極めてから使わないと大参事になります。
私も適当に洗濯機を使ったら、あとで妻から
なんでこれとこれを一緒に洗うの！
とケチョンケチョンに怒られたことがありました・・・(;´Д｀)ｺﾞﾒﾝ
全自動会計ソフトにも同じことが言えます。
▼ 銀行口座やカードなど自動で取り込むことが出来るものは何か？
▼ プラスで入力しなければならないものは何か？
▼ 取り込んだ後にしなければならない処理は何か？
こういったコトを最初に理解しておかないと、あとで全部やり直すハメになることもあります。
マネーフォワードを導入したものの
やっぱり使い方が良く分からないのでやめます・・・
となってはもともこもありませんので、まずはどういった処理が必要になるかきちんと把握しておきましょう。
マネーフォワードも全自動洗濯機と同じように「うまく活用して初めて効果が出る」ということなのです。
まとめ
マネーフォワードを導入すれば､経理業務などのバックオフィス事務が効率化をすることが出来ます。
ただそのためには､ただ単にソフトを導入しただけではなく「どのように使えば効率化できるか」ということを見極めることが大事です。
導入しただけではダメ。
うまく使いこなしてこそ､その真価が発揮できるのですね。
