羊蹄山でトレイルラン!

2019年9月22日(日)、北海道にある百名山、羊蹄山(ようていざん)にアタックしてきました。
百名山アタックは32座目になります。

北海道シリーズ第2弾は北海道を代表する美しい山・羊蹄山。
東西南北どこから見ても富士山のような美しい独立峰のたたずまいをしています。
昨日の幌尻岳に続いて2日連続のアタックとなりました。

目次

羊蹄山の概要

羊蹄山は北海道の道南エリアに位置しており、札幌からは車で1時間30分くらいの場所にあります。

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羊蹄山は「ようていざん」と読みます。
富士山に似ていることから蝦夷富士(えぞふじ)というニックネームで親しまれ、北海道を代表する名山として日本百名山になっています。
標高は1,898mですが、山脈ではない独立峰としては大きい部類に入るのではないでしょうか。
見た目にも美しい成層火山で山頂付近には周囲約2kmほどの楕円上火口があります。
100種類以上の高山植物、130種以上の野鳥が生息していて、北海道の自然が原始のままに保護されています。

この山を単に羊蹄山と略して呼ぶことに私は強く反対する。
古く「日本書紀」斉明朝5年(659年)にすでに後方羊蹄山と記された歴史的な名前である。
後方羊蹄山の後方を「しりへ」(すなわちウシロの意)、羊蹄を「し」と読ませたのである。

深田久弥「日本百名山」より

今では「羊蹄山」と呼ぶのが一般的のようですが、ちょっと昔は「しりべしやま」と呼ぶことも多かったとか。
それだけ昔から愛されていた山だったんですね~。

本日のコース

今回のコースはコチラ!

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羊蹄山には4つの登山ルートがありますが、今回自分が選択したのはニセコ方面から登る「倶知安(くっちゃん)コース」。
どのコースでも難易度的にはそれほど差はないようだったので、前日に宿泊していたニセコから一番近いところを選びました。

スタートは半月湖のすぐそばにある登山者専用駐車場。
そこにレンタカーをデポして登り始めます。
ひたすらに山頂まで一本道を登り続けていくというコースなので道迷いの心配はなさそう。
山頂まで行った後は、同じルートをピストンで戻ってきます。

総距離は12キロちょっと。
標準コースタイムは約8時間ですが、だいたいその半分の4時間ほどで往復することができました。

スタートまで

北海道シリーズの第二弾は蝦夷富士としても有名な「羊蹄山」
昨日は日高山脈の雄峰・幌尻岳にアタックしてからのチャレンジです。

幌尻岳でトレイルラン! 深い森の日高山脈でもランなら日帰りでチャレンジ♪

前日に札幌からニセコに移動してカプセルホテルに宿泊。
朝5時くらいまでゆっくりとしたあと、夜明けから羊蹄山の登山口にレンタカーで移動します。

羊蹄山への代表的な登山口は4つありますが、自分が選んだのはニセコから一番近い「倶知安登山口」。
この登山口の麓には30台ほどの登山者用駐車場があるそうなので、そこに車をデポすることにします。

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登山者駐車場に着いたのは午前6時前くらい。
ホテルである程度準備をしてきたので、早速スタートします!

倶知安登山口(6:00)~五合目(7:20)~羊蹄山山頂(8:30)

6時前くらいだと、すでに夜が明けて周りも明るくなっています。
駐車場の脇からすぐ登山道が始まるので迷うことはありません。
昨日の幌尻岳の疲れが残っているので、今日はゆっくりペースで行くことにします。

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登山口から2キロほどはゆるやかな登りが続くトレイル。
途中で倒木により道がふさがれている箇所がありますが、きちんと巻きルートがあるので問題なし。

2キロほど進むと本格的な登り坂に差し掛かります。
ただ整備されているのでストレスなく登っていくことができます。

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振り返ればニセコの町が一望できます。
今日は少し雲が多いですが、雨の心配はなさそうなので安心。

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スタートから1時間30分弱で5合目と呼ばれるポイントに到着。
蝦夷富士と呼ばれるだけあって、富士山と同じように○合目というポイントがあるのはわかりやすい。
このあと同じような標識が9合目まで続いていきます。

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このあたりに差し掛かると少しガスが増えてきました。

周りを見渡してもガスで視界をふさがれて眺望はほとんど無し。
まあいつも天気が良いわけではないのでしょうがないですね。

8合目くらいまで来ると岩や石でごつごつした感じになってきます。
やはり羊蹄山も休火山だけあって富士山との共通点も多いような気がしますね。

森林地帯を抜けて山頂近くなると、さらに岩場のごつごつした登山道になってきます。
風も少し出てきたので肌寒くなってきた・・・。

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山頂付近の稜線に到着。
ここまで来ると山頂まではもう少しです。

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雲は多いですが山頂付近は広く見渡すことができます。
正面に羊蹄山の山頂が見えてきました。

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山頂付近から休火山のすり鉢状の火口を見下ろせます。

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山頂までは切り立った岩場の稜線を恐る恐る進んでいきます。
岩場を進んでいくと山頂に到着します。

山頂に到着しました!
登山口からひたすらに登り坂だけが続いてきた感じです。

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山頂からはぐるっと四方が見渡せます。
昨日の疲れはありましたけど、比較的すんなりと登頂に成功することができました。

標高は1,898mですが、周りにはほかに高い山がないので眺めはいいですね~。
ただ遮るものがないので風が冷たい…。
じっとしている寒いので、少しだけ一息ついた後に下山を開始します。

羊蹄山山頂(8:30)~五合目(9:15)~ゴール(10:00)

ピストンなので復路は同じ道を進んでいきます。
ひたすらに登りが続いていた分、今度はひたすらに下りを進んでいくだけ。

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人気がある山だけあって、これから登っていく登山者の方たちとたくさんすれ違いました。

登りは2時間30分ほどかかりましたが、下りは1時間ちょっとで降っていくことができました。

あっという間に登山口まで戻ってきました。
登り始めの時には駐車場にはまだ空きがあったのですが、すでに駐車場は満車。
止めきれない車が車道に路駐している感じです。

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本日のコースタイムは8時間くらいのところ、4時間で往復完了。
のんびり行程のつもりでしたが、結構早く往復できましたね!

アフターラン

倶知安登山口から車で15分ほどのところにある「まっかり温泉」という日帰り温泉施設に寄って行きます。
開店時間から30分くらいしかたっていませんでしたが、もう施設内は多くの人でにぎわっていました。
写真は撮れませんでしたが、ここの露天風呂からは正面に羊蹄山を見ることができるので眺めはサイコーですね♪

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温泉で一息ついた後は、新千歳空港まで移動してレンタカーを返却。
飛行機の時間まで少し余裕があったので、空港内のレストランでジンギスカンとビールで1人でお疲れ様会です。

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北海道に来てはじめて北海道らしいものを食べた気がする…。

夕方暗くなる前には北海道を飛び立って、夜19時には自宅に帰っていました。

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まとめ

ほぼ2日間の弾丸ツアーでしたが、まるまるトレイルを楽しめた有意義な2日間でした~。

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この記事を書いた人

中小企業や個人事業者の仕事効率化をサポートをすることが大好きな税理士!
「都会ではないけどそこまで田舎でもないよ」という地方都市の中小企業が、都会ビジネスに負けないように知恵を振りしぼっています。
どうやったら分かりやすく会計や税金のことを伝えられるようになるか?
難しいことはカンタンに、固いモノは柔らかく。
自分の知識や経験を活かして多くの方のサポートができるようになれればいいなと思います。

午前3時起きの超・朝型人間。
山や川など自然の中を走り回るトレイルランニングが大好き。
トレイルランで日本百名山を制覇することが目標です!

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