大菩薩嶺でトレイルラン!

2016年6月18日(土)、山梨県塩山市にある大菩薩嶺(だいぼさつれい)にアタックしてきました。

都心からのアクセスも良いので大菩薩嶺はハイカーにも人気のスポット。
アップダウンもそれほどきつくないので純粋にトレランを楽しみたい人にもおススメのコースです。

目次

大菩薩嶺の概要

大菩薩嶺は山梨県塩山市に位置しています。
都心からは比較的アクセスの良い場所にあります。

大菩薩嶺は「だいぼさつれい」と読みます。
木曽義仲などに代表される甲斐源氏の元祖と言われるのが新羅三郎義光という人。
彼が東北に遠征に行く途中で道に迷った時、軍神の教えで一難を免れたときに通った道が大菩薩峠なのだそうです。
義光は神様に感謝して「八万大菩薩!」と叫んだことから、それ以来この峠のことを大菩薩峠と呼ぶようになったのだとか。

ちなみに大菩薩嶺よりも有名なのは「大菩薩峠」。
中里介山や樋口一葉などの小説にも登場するので、こちらでその名前を知っている人の方が多いかもしれませんね。

大菩薩嶺の標高は2,057mなので、そこまで高い山というわけではありません。
中腹の上日川峠までは車で登れるので、ハイカーの人気が高い山ではありますね。

「大菩薩峠が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。
初心者によってまことに恰好な山だからである。
東京から日帰りができるし、いろいろ変化のある安全なコースが開かれているし、展望はすばらしく雄大だし、それに二千メートルの高さの空気を吸うことができる。
峠から大菩薩岳(嶺)にかけて甲州側は広々とした明るいカヤトで、そこに寝ころんで、富士や南アルプスを眺めているのは、全くいい気持ちである」

深田久弥「日本百名山」より

確かに、数時間で都会の喧騒を離れて遊びに来れる山としてはちょうどいいかもしれません。

本日のコース

麓にある公営温泉施設・大菩薩の湯の駐車場に車をデポしてスタート。
そこから裂岩の分岐まではロードを走って登り登山口へ。
丸川峠を経て大菩薩嶺の山頂まで一気に登ります。
大菩薩嶺から雷岩、大菩薩峠を経て熊沢山、石丸峠へ。
上日川峠を経由してスタート地点まで帰ってきました。

走行距離は17kmちょっとなのでそんなにきつい行程ではありません。
それでも累積標高差は1,400m程度はあったのでボチボチの山行ですね。

スタートまで

今回は一人では無くトレラン愛好メンバーを誘って6人で行ってきました。

前日のうちにレンタカーを借りて、早朝6時前後に国府津駅と新松田駅で仲間をピックアップ。
そこから富士五湖経由で山梨にはいり、スタート地点となる塩山市の大菩薩の湯を目指しました。

約2時間で目的地に到着。
身支度をして8時20分前後に駐車場をスタート。

大菩薩の湯はオープン前なのでガラガラです。

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本日はクラブのメンバー6人と一緒に山頂を目指して行きます!

大菩薩の湯(8:20)~裂石登山口(8:45)~丸川峠(10:00)~大菩薩嶺(11:00)

大菩薩の湯の駐車場から車道を1kmほど登ると登山口方面へと入っていく分岐があります。
その分岐には登山者用のトイレがあるのでここで準備をしていきましょう。

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人気のコースは上日川峠から大菩薩峠を目指すルートなのですが、ハイカーが多くて走れないので人気のないコースを選んですすんで行きます。

まだ早朝ですがかなり暑い・・・。
ちなみに本日の甲府の予想最高気温は35℃の猛暑日。
体調管理には気をつけないと!

しばらく車道を登ると分岐駐車場があります。
この駐車場の奥が丸川峠への登山道になっています。

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アスファルトのロードは照り返しがきついですが、トレイルに入れば涼しいですね。

とても登りやすい登山道をすすんでいきます。
木漏れ日やそよ風が気持ちいいな。

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軽快に登って行ったのですが、メンバーの一人の体調が思わしくない・・・。
あまり無理をせずにゆっくりのペースに切り替えて登って行きます。

しばらく進むと急に眺望が開けるポイントに出ました。

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チェックポイントである丸川峠に到着。

ここでしばしの休憩~♪

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振り返ると丸川峠から富士山が良く見えます。
10分ほど休憩してから先へとすすんで行きます。

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ここからまたしばらくは樹林地帯を抜けていきます。
眺望がほとんどないので景色には飽きてくる・・・。

それでも少しづつでも先を目指して行きます。

そして眺望が開けるわけでもないポイントに人の集団が・・・。

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気づけばひっそりと山頂の道標が立っていました。
山頂らしくないですが、ここが日本百名山・大菩薩嶺の山頂になります。

とりあえずお決まりのポーズをしておくことにします♪

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こんな何でもないようなポイントですが、反対側の大菩薩峠の方から続々と人が昇ってきます。
やっぱり日本百名山の肩書はスゴインデスネ。

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雷岩(11:10)~大菩薩峠(11:45)~石丸峠(12:10)

大菩薩嶺の山頂から急に人が増えてきました。
山頂からは大菩薩峠方面を目指してすすんで行きます。

雷岩と呼ばれるポイントに到着。

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このような大きな岩があるのが特徴です。

ここからの眺めはサイコーですね♪
眼下には上日川ダムで出来た大菩薩湖が広がり、その向こうには大きな富士山が見えます。
南アルプスも見渡せるので人気が出るのも良く分かります。

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ここからは眺望が開けた稜線沿いを進んで行きます。

気持ちが良くて走りやすいトレイル。

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多くのハイカーで賑わっているので慎重に進まないと・・・。

そしてチェックポイントの大菩薩峠に到着。

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ここからは色々な山が見渡せるようですが、実際には霞みがかっていてなかなか見えるものではありません。

山小屋にしては珍しく売店が充実しています。
缶ビールも400円ですし、カップラーメンやアイスなども売っています。

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多くのハイカーは大菩薩峠から上日川峠に直接降りてしまうようですが、自分たちは少し遠回りして人気のない道をすすんで行きます。

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熊沢山というポイントを経由して・・・。

気持ちの良いトレイルを下って行けば・・・。

チェックポイントとなる石丸峠に到着。

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上日川峠(13:00)~大菩薩の湯・ゴール(14:00)

石丸峠からは比較的走りやすいトレイルを下って行きます。

ハイカーも少ないので快調!

大菩薩湖も近くなってきました。

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途中で林道を横断します。

湖に注ぎ込む渓流を横断。ピョンピョンとわたっていきます。

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標高が下がっていくと空気がモワッと暑くなってきます。

上日川峠まで降りてきました。
多くのハイカーがここまでバスや車でやってきて登山を楽しんでいます。
この山小屋ではビールもジョッキ(600円)で飲めるのですが、本日はハンドルキーパーなので・・・。

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このあともう少しだけ下って行きます。

登山道も終わりに近づいていくと・・・。

あとは車道に合流して一気に下って行きます。

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そしてゴールの大菩薩の湯に到着!

無事にゴールした証として右足で円陣を組んで記念撮影。
距離はそんなでもありませんでしたが、暑い中でのトレランは体力を消耗しますね。

アフターラン

ランの後は大菩薩の湯で汗を流していきます。

市外の人は3時間の入浴で610円。
タオルなどはついていないので持っていくようにしましょう。

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そして帰りの途中で河口湖にある「ほうとう不動」で自家製ほうとう(1,080円)をいただいて帰りました♪
野菜たっぷりで美味しいです。

まとめ

一人で行くトレランもいいですが、仲間でワイワイと楽しむのもいいですね♪

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この記事を書いた人

中小企業や個人事業者の仕事効率化をサポートをすることが大好きな税理士!
「都会ではないけどそこまで田舎でもないよ」という地方都市の中小企業が、都会ビジネスに負けないように知恵を振りしぼっています。
どうやったら分かりやすく会計や税金のことを伝えられるようになるか?
難しいことはカンタンに、固いモノは柔らかく。
自分の知識や経験を活かして多くの方のサポートができるようになれればいいなと思います。

午前3時起きの超・朝型人間。
山や川など自然の中を走り回るトレイルランニングが大好き。
トレイルランで日本百名山を制覇することが目標です!

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