みなさんは毎月の売上や利益の情報をどのくらいのタイミングで把握していますか?
翌月のなかばくらい? それとも月末まで分からない?
なかには決算が終わるまでは毎月の情報を把握していない人もいるかもしれませんね。
先月の売上や利益がどの程度になっているのかというコトは、出来るだけ早く分かった方が次につながっていきます。
数字が良かったにしろ悪かったにしろ、次のステップに移る指標になるからです。
- いつもどのくらい儲かっているのか把握できていない人
- 毎月の収支状況を知ることのメリットが知りたい人
数字は早く分かったほうが絶対にイイ!
「先月の売上はどうだったのか?」
「先月は利益が出ていたのかどうか?」
こういった「客観的な数字」というモノは、出来るだけ早く分かっているにこしたことはありません。
例えば「週末はちょっと食べ過ぎてしまったなぁ」という時に、次のような選択肢があったとします。
① 覚悟を決めて月曜日の朝に体重計に乗る
② 怖いから金曜日まで体重計に乗らない
怖いとは思いつつ、「①月曜に思い切って体重計に乗る」を選択したほうが対策は取りやすいですよね。
体重が結構ヤバイ状況になっていれば、食事を制限したり運動をしたりと早めに対策をとることができます。
そこまで増えていなければ、このくらいまでなら大丈夫と安心して食事をとることもできますよね。
体重計に乗るのにビビッていたら、気付いたらもう手遅れの状況になっている・・・なんてこともあるかもしれません。
これは体重計の話に限りません。ビジネスにおける数字も同じなんです。
良い結果が出ているにしろ、悪い結果となっているにしろ、その状況を客観的に表してくれる「数字」が早く分かった方が対策がとりやすいのです。
会計処理をはやくすることで得られる3つのメリット
自分の場合ですが、月が変わったらスグに前月の状況が分かるように収支計算を出すようにしています。
だいたい翌月の3日くらいには、前月分の売上や経費経費、利益の金額を算出して試算表という収支の一覧表を作成します。
(理想は月末時点で確定できればいいのですが、逆に無理しすぎると正確な数字が出ないので3日は猶予を取っています)
かなり早いタイミングで数字が分かるようにしていますね。
会計処理を早く終わらせることで得られるメリットは多いです。
メリット① 振り返りが早くできる
前の月の状況がすぐに分かれば「何が良かったのか、何が悪かったのか」ということの振り返りがすぐにできます。
最初の体重計の例えでいえば、体重が増えてしまったとしたら前の日に食べたものがすぐにイメージできますよね。
ビジネスでも同じように、すぐに結果が分かればその原因を突き止めるのもすごい簡単になります。
メリット② 次の対策をすぐにとることができる
前の月の結果が分かっていれば次に何をすべきかということも判断ができます。
例えば、ちょっと売上が落ちているなぁという傾向をつかむことができれば営業を頑張ってみようとすぐに行動に移れます。
決算前になって利益がそこそこ出ることが見込めていれば、前もって設備投資なども検討出来ます。
慌てて何かをしなきゃ・・・ということもないので、無駄なお金を使わないように考えることもできますよね。
情報を知っておくというのはそれだけでも大きなアドバンテージなのです。
メリット③ ストレスがたまらない
「会計処理をやらなきゃ・・・」と思い続けていると、それだけでもストレスになってしまいます。
税理士などからも「早く資料を出してください!」と言われると、なんだかそれだけでも嫌な気分になってきますよね。
(私たちもお願いするのは結構ストレスなのです・・・)
早く処理を終わらせてしまえば、こういったストレスをため込まずにすみます。
それだけでも大きなメリットになりますよ!
資料はため過ぎないのがコツ!
早く数字を出すためのコツは「資料をため過ぎない」コト。
後でまとめてやろうと思ってもなかなか出来ないものです。
その日のうちに出来ることはその日のうちに終わらしてしまう習慣をつけましょう。
“明日やろうはバカヤロウ!” なぁんて言う人もいますが、まさにこれは的を得ているなと思います。
資料をためすぎないためにはいろいろなコツがあります。
- 紙ベースの資料ではなく、ネットバンクやクレジットカードなどで情報を集約する
- マネーフォワードなどの自動連携機能を活用してデータをソフトに自動で取り込む
- 業務フローをシンプルにしてやることを減らしていく
やり方は一つではありませんので、ご自身のビジネススタイルにあわせて効率化していくようにしましょう!
まとめ
「まとめてやった方が効率的」と思っているかたもいるかもしれませんが、実はコツコツやった方が効率が上がるケースの方が多いです。
ポイントはツールを活用して効率化していくということです。
そういう面ではマネーフォワードは非常に有効なツールです。
うまく使いこなして早めに収支計算を把握していくことを目指しましょう!