四阿山でトレイルラン!

2016年6月15日(水)、長野県・菅平高原にある四阿山(あずまやさん)にアタックしてきました。

菅平高原は大学駅伝のトレーニングのメッカでもある陸上のまち。
山頂から広がる牧場の景色はのどかな気持ちを思わせてくれる癒しのスポットです。

目次

四阿山の概要

四阿山は長野県と群馬県の県境に位置しています。

四阿山は「あずまやさん」と読みます。ちょっと知らないと読めないですね。
群馬側の人たちは「吾妻山」と呼んでいる人も多いようですが、一般的には四阿山と呼ぶ方が多いようです。

四阿山は長野県の上田市と群馬県の嬬恋村の県境にある標高2,354mの山です。

よく屋根つきの休憩所のことを「あずまや」と言いますが、どこから見ても「あずまや」のようなカタチをしてるのが名前の由来のようです。

古事記の一説によると、ヤマトタケルが弟橘姫(おとたちばなひめ)のコトを思って綴られた嬬恋村伝説にも登場する山です。

四阿山の麓にはスキー場で有名な菅平高原が広がっています。
冬にはスキー、夏には様々なスポーツの合宿所で賑わう日本のスポーツエリアの一つですね。

四阿山は日本百名山の一つですが、その隣にある根子岳は「花の百名山」の一つにもなっています。
それだけ高山植物やお花なども綺麗な山なんです。

ピッケル・ザイル党には向かないかも知れないが、しみじみとした情緒を持った日本的な山である。

深田久弥「日本百名山」より

と言っています。ちなみに深田はスキーを背負ってこの山に登りました。
今でいうバックカントリースキーのようなものですね。

本日のコース

菅平高原スキー場の駐車場(無料)に車をデポしてスタート。
そのまま山頂までの往復ではつまらないので、南側にある鳥居峠まで林道をランして移動。
そこから鳥居峠ルートで四阿山の山頂を目指します。
そこから隣にある根子岳を経由してふもとに広がる菅平牧場のなかを牧場ランしてきました。

走行距離は26kmほどですが半分近くはロードです。
累積標高差は1,500mほど。久しぶりの山なのでキツカッタ・・・。

スタートまで

いつものように午前3に起床。
そこからササっと身支度を整えてマイカーで菅平まで向かいます。

東名高速から圏央道、関越・上信越道を経由して上田菅平ICまで約3時間。
圏央道が出来たので便利になりましたね。
途中で少しだけ仮眠しましたが、スタート予定の菅平高原には午前7時には到着。

埼玉から軽井沢ぐらいまで雨が結構降っていたので心配でしたが、長野に入ったらパタッと雨はやみました。

菅平高原には多くのスキー場がありますが、夏はスキー場の駐車場が無料で使えるようです。
ダボスゲレンデ前の駐車場に車をデポしてスタートしました。

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駐車場(7:05)~鳥居峠(8:17)~林道終点パーキング(8:45)

スキー場の駐車場はガラガラです。
ここから舗装された林道を南へと向かっていきます。

早朝の菅平高原の空気は気持ちいいです。

大学の陸上部だろうと思われる人たちも早朝トレーニングをしていました。
ランナーで溢れかえっていましたね。

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アップダウンが激しい林道をひたすら走って行きます。
余り飛ばし過ぎると後がきついので控えめに・・・。

約12キロほど走ると鳥居峠に到着。
ちょうどこの峠の入り口が群馬県と長野県の県境になっているようです。

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ここからは舗装路から砂利の林道に切り替わります。
写真で見るよりも結構な勾配のある坂・・・。キツイ・・・。

林道の終点にはクルマが20台くらいは停められそうな駐車場。
ここまでは車で入って来れます。

ここからの登山道は2つありますが、最終的には途中で合流します。
自分は左側のルートから登ることにしました。

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的岩(9:10)~嬬恋清水(9:45)~四阿山山頂(10:20)

駐車場から本格的な登山道へと入っていきます。

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南側の登山道はあまり人気が無い(アクセスが悪い)ので登山道は荒れています。

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ちょっとヤブ漕ぎの部分も多かったので、普通に登山をしたい人にはオススメできないかも。
逆に山頂までの間にほとんどハイカーとすれ違わなかったので、静かな山行を楽しみたい人には向いているかも。

30分弱登ると大きな岩にぶつかります。

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「四阿山の的岩」と呼ばれる国の天然記念物なのだとか。
高さは4~5mもある大きな岩です。

しばらく登ると眺望が開けてきました。
花の山と言われるだけあって綺麗な花がいっぱい咲いています。

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群馬側を見渡すと雲が広がっていますね。
きっとあちら側は雨でしょう。

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途中で駐車場のトコロで分岐になっていた登山道と合流します。
四阿山だけあって「あずまや」があるところがポイント。

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分岐を合流した後から登山道が一気に急坂になります。
四阿山は隣にある浅間山と同じ火山で出来た山なので岩がゴロゴロしています。

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標高2,200mほどのトコロに「嬬恋清水」と呼ばれる湧水の案内が・・・。

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すこし下って行くとちょろちょろと湧水が出ています。

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この湧水は関東で一番標高の高いところにある湧水なのだそうです。
この清水がメチャクチャ冷たくてウマい!
この感動はここまで登ってきた人でないと味わえないですね♪

湧水から山頂まではあっという間なので、もし菅平牧場から登った人も湧水まで行くといいですよ!

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木製階段を登って行けば山頂まではスグ!

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そして山頂に到着!お約束の決めポーズで写真を撮ってもらいました。

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山頂からは司法の山が見えるはず・・・でしたが、あいにく雲が多くて近くの山しか見えませんでした。
隣の根子岳はきれいに見えますね。

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山頂周辺はそこまで広くありませんが、数名のハイカーが腰を下ろして休憩中でした。
トレランスタイルの女の子3名もいましたね♪

根子岳(11:00)~菅平牧場(11:40)~ゴール(12:10)

四阿山の山頂からは北側の斜面を下って根子岳へと向かいます。

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ただ、いったん下りきってしまって南側の尾根に出ればスッキリ爽やか♪
気持ちの良い稜線が山頂まで続いていきます。

鳥居峠から四阿山まではほとんど人はいませんでしたが、こちら側の尾根はそこそこハイカーがいます。

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そして四阿山から30分ほどで根子岳の山頂に到着。
山頂のほこらのむこうに四阿山の山頂が見えます。

西側を見渡せば眼下に菅平高原が見渡せます。
白く見えるのは太陽光発電パネル。せっかくの風景が人口建築物でダイナシだな…。

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山頂は広いくて気持ちの良い風が吹いています。
お父さん&お母さんたちのパーティと少しお話しながら休憩です。
初めて会った方々と気軽におしゃべりできるのも山ならではですね。

小休止した後、牧場方面に下っていきます。

根子岳からの下りのトレイルは火山っぽい。
岩や大きな石でガレています。
久しぶりの山登りでちょっとお疲れ気味なので、ユルユルと下っていきます。

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途中にある高原を一望できる展望台。
花の百名山と呼ばれる根子岳だけあって綺麗なお花が咲いています。

展望台から10分ほど下っていけば菅平牧場に到着です。

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牧場には大きな駐車場がありますが、こちらの駐車場は有料。
1台いくらではなく、乗っている人数×200円という料金設定のようでした。

この駐車場に車を停めれば、一般の方でも四阿山まで往復3時間もあれば登れます。
気軽に登れる百名山の一つですね。

牧場には軽食がいただける売店がありました。

せっかく牧場に来たのでソフトクリーム(300円)をゲット。
疲れた体に染みわたります♪

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牧場から2~3キロ下っていけば車を停めた駐車場に到着。
本日はお昼過ぎには車に戻ってくることができました。

そんなにキツイ行程では無かったはずなのですが、メチャクチャ久しぶりのトレランだったのでちょっと疲れちゃいました。
やっぱり体力が落ちているのかなぁ。

アフターラン

菅平周辺には「○○温泉」という旗を出しているところもあったのですが、何となくやっているんだかやっていないんだか分からないトコロが多い。
ちょっと入りにくかったので、クルマで10キロほど上田方面に向かったところにあった「ふれあいさなだ館」という公営の温泉施設に寄ることにしました。

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牧場の売店で100円割引券を頂いたので、入浴料500円⇒400円とリーズナブルに♪

長野県上田市は大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなっているので、館内は真田丸一色でしたね。

のんびりとお風呂に入って帰ってきました。

まとめ

四阿山は比較的登りやすい山ではありますが、あんまり走れるポイントが少ないのでトレイルランには向いていないかもしれません。
ただ、ふもとの菅平高原はテニスコートやサッカー場をはじめ、スポーツ合宿のための施設は揃っているのでランニングの練習には良いかもしれませんね。

今回は今年初めての100名山チャレンジ。
これから夏山のシーズンなので頑張らないと!

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この記事を書いた人

中小企業や個人事業者の仕事効率化をサポートをすることが大好きな税理士!
「都会ではないけどそこまで田舎でもないよ」という地方都市の中小企業が、都会ビジネスに負けないように知恵を振りしぼっています。
どうやったら分かりやすく会計や税金のことを伝えられるようになるか?
難しいことはカンタンに、固いモノは柔らかく。
自分の知識や経験を活かして多くの方のサポートができるようになれればいいなと思います。

午前3時起きの超・朝型人間。
山や川など自然の中を走り回るトレイルランニングが大好き。
トレイルランで日本百名山を制覇することが目標です!

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